LOVE微炭酸

●暑すぎて溶けそう。気力だけで人間の姿かたちを保っている気がする。

●携帯をiPhoneに変えてから約2ヶ月、再生回数どれくらいなんだろーって思ってiTunesにつないで見たらラブリー97回、愛し愛されて生きるのさ85回、ローラースケート・パーク74回とかで本当に私は音楽じゃなくて小沢健二が好きなんだな…

●YouTubeでモーニング娘。の動画を見続けてしまった…。
LOVEマシーンのときに小学校高学年くらいだったのかな？だからかもしれないけど、あのときはみんなみんなみんなモーニング娘。を聞いていた気がする。アイドルが「日本の未来は世界がうらやむ恋をしようじゃないか！」って歌っていた時代、20世紀末…。あれから10年か！明るい未来に就職、できたのかなー。もうあのときとは埋められない断絶を感じてちょっと泣きそうになった。しかもいちいち歌詞も踊りもセリフも覚えてるんだもん。そんなに流行を追っかけてたわけでもないのに。
AKB48なんか比べ物にならない、っていう議論は正しいのかもしれないけど、なんかそのアイドルとしてのクオリティうんぬん以前に「アイドル」の対象、てか消費者？がもうまったく違うんだよね。だってAKB48は日本の未来なんて歌ってないもん。誰もそんなこと求めてないもん。「私」と「君」のことを歌っていればいいのよねー。そしてじゃあいま誰かがあのときのモーニング娘。をやらなきゃいけないわけじゃないし、もうきっとはやらないし、時が流れて時代が変わってしまうってこういうことなんだね。20歳まで生きていて初めて実感した。あ、あと、やっぱり10年前のメイクは古いぞ…。
はやりものって普遍性がないからいいよね。きっと100年先の人も、ビートルズを聞いたらいいねって言うんだろうけど、しかしうまくいえないけど、一瞬だけお祭りみたいに流行って3年後には誰も覚えていないようなものもたぶん悪くない(あっでもモー娘。って「努力」とか「未来」とか普遍的なことを歌っていたのにはやりものでしかなかったっておもしろいね)。薄っぺらいラブソングもみんなで聞けば怖くない。特に音楽って意識していなくても耳に入ってくるから時代の記憶を作りやすい気がする。実際、黄金期のオレンジレンジ、ほとんど歌える。もうそのときはフリッパーズギターとか渋谷系とか聞いてたのに(というか「花」以外は嫌いじゃないしパクリ疑惑がどうたらとか別にいい気がするしオレンジレンジを好きな人を馬鹿にしたりだとかオレンジレンジ自体けなす気にもならない)。
今10歳の子たちが10年後に少しはものを考えられるようになって、それで、じゃあ今のことをどんなふうに思い出すんだろうね。私はもう小沢健二しかいないからもう時代もなにもないや…いやライブやったからいちおういいのかな…

●まったく興味のない試験勉強のために時間を費やすなんてくだらねーようへへって思っていたら休日が1.5日くらい消えたぞ…
大学受験あたりから、いつも試験開始2分後くらいに何もかも投げ出して帰りたくなるのを必死でこらえて問題を解くっていうのが習慣化している。勝手に極限状態を作りだして答案書いてる。なんだろうね、どれだけ事前にまじめに勉強しても(してねーだろみたいなツッコミはいらないよ)、もうそんなのどうでもいいからぜんぶぜんぶ放棄したくなるんだよね。「勉強したことをぶつけてやる！」って思ったのは、高校2年生の最後のテストでなぜかがんばってみようと思って帰り道に寄り道したりしないで暗記モノをこつこつ覚えたり数学の演習問題を解いたりしたときだけ。なぜあのときあんなにがんばれたか謎。
うちの高校は努力する子が多かった気がする。そういうことできなかった。昔から頭が良い頭が良いって言われてきて自分でも他の子たちとは違うなって思ってて、なのに努力しきっていちばんになれなかったら、って考えたら怖かった。それ以前に努力、嫌いだし。
結局びっくりするくらい受験勉強がんばれなくて、(因果関係があるのかはわからないけど)東大に落ちたし、それが順当な結果だったってやっと消化できるようになったかなー。
うちの大学学部学科だって私大ではナンバーワンといっていいはずで(早慶どっちがいいかは論争の的になるかもしれないけどどっちも受かったからどうでもいい)、もちろんここが第一志望で毎日10何時間も泣きながら勉強してきたって人がいることはわかってる。それなのに落ちた人だってたくさんいるのだろうし。でも悲しいことにそういう人たちの気持ち、何も理解できないんだよね…。反発されても本当にわからない。ま、本当に頭が良かったら、私みたいな受験生生活をしていても東大くらい入れる、のかもしれない。
自分のポジショナリティだけで他人を傷つけてしまうときがあるのかもしれないけど、でもそれってつまりいつも自分の想像力を越えたところでの話だよね。
そろそろさすがにノートを見返さなくては。