二日目。
どう考えても日程に無理があった。私は風邪をひいてはならない(体が弱いもので風邪をひいたらいろいろと故障するのですよ…)。けど完全にやばいなってかんじ。よって超ゆとりスケジュール!ほんとは自転車借りて二見で海を見て海鮮丼とか食べようと思ってたんだけど、伊勢から離れないことにしました…。朝に外宮にまたちらっとお邪魔して、「ぱんじゅう」というパンとおまんじゅうの合わせ菓子を朝食にいただく。これご当地グルメらしい。おいしいから行った際は探してみてください!ちなみにパンフレットには「はるか昔からお伊勢様にお参りする人たちに親しまれた…」などと書かれていますが、昔ってどれくらい昔のこと言ってんだよ…。
そのあとは蔵を改造したというカフェで読書(いまだに数か月前に読み始めた『トポフィリア』がおわらない)。いい雰囲気だったな。蔵 de Cafeみたいな名前だったかと記憶…。そしてちょっと歩いたところにスーパー温泉銭湯?があるらしいので行った。すごいよかった。露天風呂つき。これで入湯料500円はすごい。電気風呂で死にそうになったけど。その後遅めの昼食。伊勢名物はたぶん伊勢エビ、松阪牛(ついさいきんまで「まつざかぎゅう」だと思っていた)、牡蠣、伊勢うどんあたりだと思うのだけれど、初日にほぼクリアしてしまっていた。ここからも私の家畜具合がよくわかるだろう。というわけでカレーうどんを食べたよん。だって伊勢うどん単体で食べる気しないんだもん…。外宮近くの「中むら」というお店だったかな、いままで食べたカレーうどんでいちばんおいしかったです。「どうせうどんだし」みたいな甘えのないカレー!ちゃんとからくてびっくりした。
さて、伊勢を離れて関という宿場町へ。「三重 ゲストハウス」で検索してトップに出てきたお宿に泊まるためだけに移動。でも、ここで日本地理を知らないクオリティを発揮しすぎて自分がどこからきてどこへむかっているのかもわからない。だいたい、伊勢神宮と関はすぐ近くのものだと思っていたが、津を通り越さなきゃいけなかったようだ。というわけでちょっとだけ津で途中下車したけど、なにもない、普通の地方都市だった。郡山なみ。などと東京ものの風を思う存分吹かしてから目的地に向かったのでした…。ほんとはスイーツとぎょうざがおいしいらしいぜ、津。
そんなこんなでJR関西本線、亀山のおとなりの関に到着〜。それまで電車で高校生を観察するのがとても楽しかった。がしかし!三重出身の友人が高校時代に超絶リア充だったことをかんがみると、このこたちみんな全員非童貞で非処女なんじゃないか、とか考えたらいきなり憎たらしくなってきたけどね…!くそが!そして亀山ってあの世界の亀山モデルの亀山だそうです。やるじゃん三重ってちょっと思っていたのだが、駅前の人気ラーメン店が「東京おぎくぼラーメン ゑびすや」という名前で、なんというかまた東京もの風を吹かしちまったよ…。「おぎくぼ」を売りにできるなんて…地方…恐ろしい子ッ!そして関駅でおりたらすぐ国道一号線。東海道の宿場町なんだから当たり前のことだけど、なんとなく感慨深いものです。道がほんとうにどこかにつながっている、という実感は、ふだん狭い東京で地下鉄に乗ったりして生活していると、ほとんどないからね。ちなみにすっかり日が暮れてから着いたもので、町の景色はほとんど見られませんでした。
この日のお宿。

築120年の民家を使ったゲストハウス!超素敵でしょ。しかも平日だったからか泊り客が私しかいなかった。若いご主人にワインをごちそうになって、地域コミュニティがうんぬんとか旅行がどうたらとかいろいろおしゃべりして寝ました。