いちばん長いクリスマス

というわけで、腸炎にかかって半分死んでいました。
年末だからといってふだん食べないもの(ポップコーン、ニョッキ、シャンパン、木の実、鯨、大量の日本酒、フォアグラ、鹿肉、20年物のワイン)を食べまくったせいなのでしょうか、原因を突き止めることはもはやできません。とにかく、24日は一日中デスクワークをしたのち、さも「これから彼氏と遊びます」みたいな服装と化粧で自転車15kmこいで直帰して、家でごはんを食べてワインを飲んで、サンタさんに備えて部屋の片付けをして、眠りについた2時間後にはもう吐き気に見舞われていた、ということです。
「ちょっと食べ過ぎだったからラッキー♪」と一瞬思ってしまった自分が憎い。熱で体中が痛いのでうわごとを言い続け、喉が渇いて飲んだ水まで吐き、ベッドから起き上がることができず、眠ることもままならず、午前1時から日付が変わるまで、昨日は長い長い一日でした。今は椅子に座れるくらいには回復しました。
今日はほんとうだったら友だちと箱根に行くはずだったけれど、当然ながら自宅療養。大好きな子規の歌(人皆の箱根伊香保と遊ぶ日を庵にこもりて蠅殺すわれは)を地でいっていて、なんともわびさびです…。うそです悲しいです。
つい先日、ちょっとしたことから高校生スイッチが入ってしまいました(この過程を先ほど長々書いていたのに消えてしまったからもう書かない!)。あのころ憎んでいた、目の濁った大人になってしまったような気がして、なんだか反省した。それで根源的な問いにおぼれたい!と思ったところでそんなことする暇のないくらい体調不良になっちまって、しかたなく「恋愛とは」みたいなことをずっと考えております。頭悪いですね。
これから先、今はまだ知らないかもしれない誰かに本気で怒って喧嘩したりするのかと思うと、人生や自分が愛おしくなります。じゃおやすみなさーい。